状態について

コンボについて語る上で,状態の説明は必要だと思うのです。ここでは私はこう思っていると言うことを書きます。

状態の遷移の説明図

まずは前図をご覧ください。図のように5つの段階と8つの状態が存在します。このほかに無敵状態だとか毒状態だとかいったものも存在しますが,ここでは関係ないので省略します。

図の矢印は状態の遷移を表します。傍らに文字が書かれている場合は,その属性を持つ攻撃を受けた場合に遷移します。文字が書かれていない場合は,時間の経過によって遷移します。矢印が存在しない場合,その方向への直接の遷移はしません。ただし気絶状態や打ち上げ状態にならない敵に対しては,絶属性,浮属性の攻撃は倒属性の攻撃と同じ振る舞いをします。状態を囲む枠から出ている矢印は,その枠の中の全ての状態から遷移することを表します。

出て行く矢印の無いような属性を持つ攻撃を受けた場合,その状態を維持します。

第0段階

コンボ非継続の段階です。基本状態から攻撃を受けて第1~4段階に遷移し,再び第0段階に戻るまでコンボが継続します。

基本状態

立って動くことの出来る最も基本の状態です。攻撃を受けることにより,6つの状態の何れかに遷移します。第1段階または完全ダウン状態から時間経過でこの状態に戻ります。

完全ダウン状態

ダウンした状態です。完全とついているのは,第2段階の状態の名前にダウンとついているためです。所謂ダウン状態はこの状態だけです。この状態では全ての攻撃を受け付けません。時間経過により基本状態に遷移します。第2~4段階から時間経過によりこの状態になります。

第1段階

立ちの段階です。無限コンボはこの段階を維持することによって成立しています。時間経過により基本状態に遷移するのですが,その時間がヒット数に依存しないため,無限コンボが成立しうるのです。

怯み状態

攻撃を受け,ノックバックしている状態です。第1段階以前の状態から怯属性の攻撃を受けることによりこの状態になります。僅かの時間で基本状態に戻ります。

気絶状態

絶属性の攻撃を受け,気絶している状態です。溜めスタートではなくこの状態になることは無限コンボの成立と同義であるため,私のレギュレーションではこの状態は発生しません。長い時間の経過により基本状態に戻ります。

第2段階

攻撃を受け,ダウンしようとしている状態です。時間経過により完全ダウン状態に遷移します。

仰向けダウン状態

第1段階以前の状態から倒属性の攻撃を受けることにより,この状態になります。短い時間で完全ダウン状態に移行するため,天舞で直ちに打ち上げなければコンボが終了します。殆どのコンボではこの状態は現れません。

うつ伏せダウン状態

第1段階以前の状態から沈属性の攻撃を受けることにより,この状態になります。完全ダウン状態に遷移するのに時間がかかるため,多くの技を叩き込むことが出来ます。多くのコンボにおいて,ダメージを稼ぐ重要な状態です。

第2段階までの属性を持つ攻撃を受けると,そのヒット数に応じ僅かに浮き上がります。恐らく等速的にダウンに向かうので,引き延ばしにはヒット数が重要で,ファイア2,トルネード2,3が特に有効です。等速的にダウンに向かうと言っても,ヒット数が増えることによりダウンに向かうスピードが増加するので,何時までもこの状態を維持することは出来ません。

第3段階/打ち上げ状態

第2段階以前の状態から浮属性の攻撃を受け,浮き上がっている状態です。完全ダウン状態に遷移するのに時間がかかるため,多くの技を叩き込むことの出来る,もう一つの状態です。

第3段階までの属性を持つ攻撃を受けると,僅かに浮き上がります。ただし上昇中に当てた場合も,僅かに上がるという効果が発生し,上昇を止めてしまうので,絶対に避けるべきです。恐らく加速度的にダウンに向かうので,間をおいて多ヒットさせることが引き伸ばしに重要です。アイシクル1,2が特に有効です。

第4段階/吹き飛び状態

吹属性の攻撃を受け,吹き飛んでいる状態です。短い時間で完全ダウン状態に遷移するので,この状態の敵に攻撃を加えるのは至難の業です。無理にこの段階に達する必要はありません。

総論

図と説明を見て分かるとおり,より高位の段階にはいつでも移行できるのに対し,低位の段階に移行することはありません。またその段階かより低位の段階に遷移する属性の攻撃を行うと,その状態を維持したままダメージを受けるのです。コンボにおいて得に重要なのはうつ伏せダウン状態と打ち上げ状態です。コンボの大半がこの2つの状態を占めます。第2段階までが地上段階,第3段階からが空中段階ですが,それらはほぼうつ伏せダウン状態と打ち上げ状態を意味します。次点が怯み状態ですが,無限コンボとも深く関わっています。第4段階はあってもなくてもいいような段階です。


執筆者:KAZOON
最終更新日:2007年2月28日