魔壊屋姉妹。  【用語集】


【更新日06/12/13 微妙なネタバレが含まれます】


あ行


・悪魔 [アクマ]

 魔物の種族の一つ。
 非常に高い魔力と魔法耐性を所持しており、頭から黒い角を生やしているのが特徴。

 悪魔は人間の魂を糧に生きている。人間界に訪れるのも主に魂の採取が目的。
 高位の悪魔はそれぞれ個別の能力を持っており、使えるものから使えないものまで千差万別。


・朧武者 [オボロムシャ]

 宴馬の式神。

 過去の持ち主の魂が宿った古刀の式鬼。

 沙魔が骨董屋で買って来た刀が偶然、朧武者だった。

 武士道を重んじており、正々堂々と主のために戦う、侍の鏡。
 その力を抑えるために額に特殊な符が貼られており、アレが剥れるとヤバイ。

 トンデモナイコトニナル。

 沙魔の才能を尊敬しており、剣の訓練をつけてやっているのはこの人。

か行


・鎌鼬 [カマイタチ]

 宴馬の式神。

 本来は三位一体で行動する式鬼。

 他の兄弟を亡くし、途方にくれていたところを天道宴馬に出会う。
 自分の家族になってくれると言った宴馬のことを信頼し、主のためなら命すら惜しくないと思っている。

 周りに飛んでる「メカカマイタチ君」は宝玉を改造して作った宴馬のお手製。

 ちなみに自分と似通ったポジション(サポート役)の沙魔のことが嫌いで、
 沙魔がいないところでは宴馬にベタベタしている。


・風丸十輪子 [カザマル トワコ]

 沙魔の同級生、兼師匠。

 陰陽道の名門、「風丸」の十女。

 姉想いの沙魔のために符術を教えてあげる、
 変わりに勉強を教えてもらっている。

 背が低いのが悩み。あと、英語がさっぱり解らない。


・カラス [カラス]

 沙魔の師匠の式神、烏天狗。

 距離を飛び越える能力を持っている。
 使いっパシリとしては最高。

さ行


・式鬼 [シキ]

 魔物の種族の一つ。

 妖(あやかし)と呼ばれることもあり、魔物としては温厚なものが多い。
 しかし自らのテリトリーを犯すものには容赦がなく、決して許すことはない。
 ゆえに本人は自分の家を守ってるだけのつもりでも、突然魔壊屋がやってきて退治されたりする。

 人と相性がよく、「式神使い」なら、弱らせた式鬼を契約により使役する事が出来る。
 大抵の式鬼は相手が「式神使い」とわかった瞬間、脱兎する。


・式神 [シキガミ]

 式神使いに使える式鬼。

 シキガミ、シキと2つの呼ばれ方があり、術者の好みで使い分けられる。

 普段は術者の魂の中に格納されており、召喚によって現世に現れる。
 式神の強さは持ち前の能力のほかに、術者が召喚時に振り分けた霊力が大きく関わってくる。


・式神シンボル [シキガミシンボル]

 式神使いの旗印。

 術者の好みによってさまざまなシンボルが存在する――

 が、はっきり言ってこだわっている式神使いは少ない。

 日本では主に巫女装束、和装に人気がある。


・式神使い [シキガミツカイ]

 「式神」を使役して魔壊をおこなう者。

 式神使いは術者本人が戦闘をこなせる事が少なく、
 主に式神の力を使ってのサポートを役割として活躍する。

 外国では「サマナー」。


・式神契約 [シキケイヤク]

 「式鬼」と「式神使い」が交わす契約。

 これを行う事によって式鬼は式神となる。

 式神契約には、式鬼を弱らせて強制的に契約する「強制契約」と、
 式鬼との同意の下に交わされる「同意契約」が存在する。

 そのままの名である。


・すっとこどっこい弁 [スットコドッコイベン]

 ポチ子の操る言語。

 基本的に関西よりだが、たまに全国展開する。

た行


・天道宴馬 [テンドウ エンマ]

 魔壊屋「天道」の所長。式神使い。

 「気楽に楽しくおもしろく」がモットーで、楽しむためなら命すらも惜しまない。
 「魔壊屋という職業が楽して大金を手に入れられる」と聞き、速攻で魔壊屋になることを決める。
 修行として陰陽道の大家の門を叩くが、その性格のために一ヶ月で破門される。

 その後、さまざまな流派を転々とするがその全てから破門を言い渡され、現在にいたる。

 しかし破門されようと、その流派の「奥義、秘伝書」はしっかり盗み見してるあたり抜け目ない。
 その技は我流と言えど、最強を集めたミックス我流なのだ。(ぉ


・天道沙魔 [テンドウ シャマ]

 天道宴馬の妹。女子高生で符術士見習い。

 だらしない姉を手伝うために符術士としても勉強中。
 昼は学校、放課後は修行、夜は魔壊屋と、日々睡眠不足に悩まされている。

 しかしその才能は半端なく、すでに並みの魔壊屋を圧倒的に凌駕している。

 趣味は刀剣集め。

 将来の夢はパティシエになること。

な行


・ナイトメア [ナイトメア]

 夢を司る悪魔。ゴスロリ。

 人間を眠らせ、その隙に魂を盗み取る。

 ムーミン馬のような乗り物に乗っていて、機動力が高い。

 戦闘に長けた悪魔でないため、接近戦は苦手。  呪術や黒魔術による長距離戦を得意とする。

 『人間の悪夢を現実化する』という能力を持っており、夢魔としてのレベルはトップクラス。


・ぬっぺほふ [ヌッペホフ]

 式鬼。

 本来は墓場を守っている式鬼だが、本編に登場するこの人は好き勝手に旅を続ける変わった式鬼。

 気分屋で飽き性、どこかの誰かと性格が似ているが、テンション的にはやや低め。

 自分を雲と例えるだけあってかなり流されやすい性格。
 今回もいつの間にか巻き込まれて、いつの間にか協力することになっていた。

 白い鬼火と、変幻自在の羽織が武器。

 つねにやる気がないが、やる気を出されると怖い。


・野襖 [ノブスマ]

 宴馬の式神。式神三匹衆の最古参。

 最も古くから宴馬と付き合いがあり、契約したのはなんと宴馬が中学生の頃。
 パーティでは守りの要としてかなり痛い目にあっているが、決して笑顔を絶やさない。

 周囲の霊力を自信に取り込み、譲渡するという驚異的な能力を持っている。

 本人は野襖と名乗っているが、実は狗神と呼ばれる神獣の一種である。

は行


・バロン [バロン]

 神獣。

 ランダの天敵。


・日織影踏 [ヒオリ カゲフミ]

 元魔壊屋で、現在はなんでも屋。

 過去に魔壊屋協会に所属しており、「七剣の日織」という異名を持つ。

 とある理由により協会を辞めたが、元協会最強と謳われた実力は半端なく、
 従える式神も反則的な能力を持つ。

 なんと言っても家事を任せれば最強だ!!(ぉ

 当然ですが日織自信は一切家事が出来ません、
 式神にそこら辺を突かれると弱い。カップラーメン生活になる。


・符術士 [フジュツシ]

 符を使って魔壊を行なう者。

 相手に貼り付けて使用する符や、投擲用の符、結界用の符などさまざまな符を使いこなす。
 符術は詠唱を省略できる術として、その即席性こそが強みである。

 逆に符がきれると、やばい。


・ポチ子 [ポチコ]

 ワークインの愛称。

 命名宴馬。
 その由来には全くと言って良いほど意味は無い。

ま行


・魔壊 [マカイ]

 人間に仇をなす魔物を破壊し、殺すこと。


・魔界 [マカイ]

 魔物の住む世界。

 この世界は「魔界」「人間界」「天界」と三つの世界より成り立っている。
 魔界とは主に陰の世界。人の踏み込んで良い世界ではない。


・魔壊屋 [マカイヤ]

 魔壊を職業とする家。また、人。

 魔物と戦うことを仕事とする職業は総じて魔壊屋と呼ばれ、細かく分類すると、
 悪魔祓い・霊媒師・式神使い・符呪士神罰者・外道狩り、などに分けることが出来る。

 カタカナにすると南米人っぽい名前に見える。(ぉ


・魔壊屋協会 [マカイヤキョウカイ]

 総員1500人の魔壊屋を抱える、国立の魔壊組織。

 国立と言うだけあって、広大な情報網を持つが、実際には才能を持つ者達はどんどん「フリー」へと転職していくため、優秀な人員は非常に少ない。よって強力な魔物が現れた場合、どうしてもフリーの魔壊屋を頼らざるを得なくなっているのが現状だ。


・魔壊屋姉妹。 [マカイヤシマイ]

 2006年09月08日公開――
 前作が戦闘廃絶RPGだったため、今度は戦闘に特化したRPGを作ろうと制作された。

 コンパク「金賞」受賞作品。
 相変わらずタイトルに「。」を付けるため、文章にする場合、邪魔でしょうがない。


・魔獣 [マジュウ]

 魔界の獣。

 高度な知識を持ち、言語を理解する種族も存在する。
 人間界の獣より寿命が長く、魔力が高い物もいれば、逆にしょぼい物もいる。


・魔術 [マジュツ]

 魔力を用いて行う、世界への干渉。

 主に発火、凍結、発電、治療など――

 基本的に知能の高い魔物や悪魔が使用するが、まれにこれを使用して戦う魔壊屋も存在する。
 使用するには、詠唱や魔術陣などの手順を必要とする。


・魔法 [マホウ]

 悪魔などが使用する高等な魔術。

 魔術とは違い、魔界言語による詠唱を必要とするため、人間にはまず唱える事が出来ない。
 魔法の上位系として「大魔法」が存在する。


・魔物 [マモノ]

 魔界の住人。生物。
 闇に呑み込まれたもの。
 ばけもの。魔族。


・魔力 [マリョク]

 魂の質量、ソウルエナジー。

 魔物だけではなく人間も少なからず所持している。
 そもそも「魔力」とは魂の質量を魔物側から呼んだ言葉であり、

 「魔力」「霊力」「心力」「神力」は全て同じものである。


・饅頭怖いの定理 [マンジュウコワイノテイリ]

 古典落語。

 「饅頭が怖い」と嘘を吐いて、性格の悪い商人から大量の饅頭をせしめたというお話。
 ちなみにラストは「お茶が怖い」と言ってお茶を貰って終わる。

 日本の昔話にも「たのきゅう」という話があり、こちらのオチの方が近いかも。


・緑の人 [ミドリノヒト]

 日織のこと。
 イメージカラーを緑にしてしまったため、あまり敵っぽくない。

や行


ら行


・ランダ [ランダ]

 災厄の魔女。

 バリ島の森に暮らす魔女。
 魔力を帯びた面を着け、見るものに呪いと破滅を齎す。

わ行


・ワーウルフ [ワーウルフ]

 人狼。

 人の姿をした狼。魔獣。

 人の数倍の力を持っており、素早い。

 人語を理解する者もいるなど、知能もかなり高い。


・ワークイン [ワークイン]

 獣の姫。

 謎の言語をしゃべる、魔獣の姫。
 天道姉妹とは何かと腐れ縁で、さまざまな現場で遭遇し、馬鹿をやり合っている。

 しかし、その能力は強力で「命令するだけで全ての獣族を操れる」という反則技。

 どんなに高位の魔獣でも幻獣でも神獣でも聖獣でも、その命令には逆らう事は出来ない。
 彼女のなすがままである。

 そんなこんなで、ポチ子さんは色々な人に狙われているとさ。